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JA庄内みどり葬祭センター

家族葬

■ 家族葬とは、「家族だけで通夜・葬儀を執り行う葬儀」の事です。

今までの葬儀は社会的対外的な意識が強く、葬儀は「〇〇家」が出すもので「家」が社会に向けて力を示す場でした。近年、対社会的な葬儀は見直され故人を取り巻く環境も変わり、社会儀礼から個人化する流れの中で90年代後半から使われ始めた造語です。

■ 家族(遺族)とは同じ家に住んでいる方と当社では捉えています。

50代男性で父親が亡くなったと仮定すると、①私の母(故人の妻) ②私の妻(喪主の妻) ③私の兄弟 ④孫(故人の孫)が範囲と考えられます。会場によりますが、~10名ぐらいになると思います。この人数+αでで葬儀を執り行います。

家族葬を選ばれる理由

・あまり費用をかけずに葬儀を行いたい。

・身内だけで静かに葬儀を執り行いたい。

・故人が高齢で、参列者が少ない。

・故人がこじんまりした葬儀を望んでいた。

家族葬を執り行うにあたり

・あなたの家はどんな形態ですか?

・あなたはどんな仕事をされていますか?

・故人様はどんな仕事をしていましたか?

・ご両親や家族はどんな方々と繋がりがありますか?

・具体的にどんな葬儀を希望していますか?

具体的に考えてください!

家族葬=火葬のみや、宗教色なしで行うスタイルを思い浮かべますが、「家族葬」は宗教形式や葬儀形態を表すものではありません。一般の葬儀の小型版と言う捉え方が適当で、通夜葬儀など一連の儀式は通常通り行います。

家族葬のメリット

・弔問客に気を使う事がなく故人とのお別れがゆっくりできる。

・近い身内で行うため費用を抑える事できます。

家族葬のデメリット

・弔問客から、葬儀後に苦言を呈されるなどの不義理を生じる場合がある。

・葬儀後に弔問に訪れた方への対応に追われる。

・香典の収入はほとんどなく一般葬よりも費用負担が増える場合もある。

・人数が少なくても豪華な葬儀を行えば費用は高くなる。

家族葬は一般に費用が安い印象があります。また内容を考えず、単に費用を抑えるため家族葬を選ぶという方が多くみられます。確かに身内だけなのでお料理や返礼品、などは通常の葬儀よりは抑える事はできますが、限られた人数で送るため集まる香典の額が限られます。

家族葬の注意点

※個人の交友関係など配慮せず安易に「家族葬」で葬儀を行うことは、予想以上の参列者に対応できなくなる事があります。

→この場合、会場の規模や返礼品の数量、受付人員など様々な対応に支障をきたします。

※葬儀後に新聞掲載をする場合もあります。

※「家族葬」では弔辞・弔電はなくしてお経を続けることが多いです。

家族葬とは?まとめ

2000年頃から首都圏を中心に増えてきた葬儀の形。しかし、明確な定義はない。

①家族だけで行う小規模な葬儀

②故人の遺体を中心にしめやかに弔う。

③費用が掛からない
などのイメージが一般的だが、家族葬が広まった背景には、核家族化、少子高齢化などによる家族形態の変化や、接待が多い寺院との付き合いが大変など従来の葬儀への反発がかんがえられ

①接待に追われずゆっくりすごせる

②従来の形式にとらわれない自由な発想が可能

③費用が抑えられる 等

などのメリットがあげられる。

多様化する葬送

先日(2021.9)、NHKクローズアップ現代でこんな放送をしていました。

「家族と“悔いなく”別れたい 多様化する葬送」コロナ時代の”弔い”のかたちとは?

”コロナ渦により”面会が制限され思うような見舞いもできず、最期のときにも寄り添うことができない

「死をどうやって受け入れればいいのか」?

残された家族は、故人(遺体)と一緒に1週間自宅で過ごすことにしました。

後悔のないお見送りをしたいと葬儀ホールなどを利用しないですべてを自宅で行う「自宅葬」を選びました。

「何となく葬儀して、何となく流されたら絶対に後悔すると思って」

悩み抜いた末に故人を家に連れ帰り、家族だけで弔う自宅での葬儀でした。弔問客への対応や段取りに追われる事なく、母にに寄り添うお見送り。一般的な葬儀の倍以上、7日間をかけて故人と一緒に共に過ごし寝食を共にしながら故人の死と向き合っていきました。

納棺も家族で行いゆっくりと時間をかけて棺に納め、家族みんなで声をかけながらさすり、闘病生活をねぎらいました。時間にゆとりがある中で家族はたくさんの写真で棺の周りを飾り家族の思い出話に花を咲かせました。遺族は「すこしずつ階段を下っていくように気持ちを落ち着け、死を受け止める時間になりました。故人らしい見送りを模索する中で、そのたびに心の中の母と会話して、その過程こそ、弔いの納得感につながっているんだと思います」と語っています。


取材した記者はともに20代で、これまで肉親の死を意識することは多くなかったそうです。そして、こんなコメントをしています。

「弔いは、亡くなった人を供養するだけでなく、残された人たちが大切な人の死を受け入れ生きていくための大切なプロセスなのだと、強く感じた。」といっています。


最後に司会から「これだけ丁寧な弔いができたらいいなと思いながらも、経済的な事情だったり、忙しさなどから自分には難しいと感じる方もいると思います。

大切なことは何でしょうか」と質問がありました。

鵜飼さん(僧侶・ジャーナリスト)の答えは…

「お葬式の納得感とはコストとか規模感ではないと思う。やはり、弔いたいという気持ちがあり、そしてきちんと故人と共鳴し合えるかというところがとても大事になってくるんだと思う。

自宅に仏壇がありますよね。これは遠く離れていても扉を開ければ、いつでも死者との対話のチャンネルが開かれるというものだと思います。仏壇で手を合わせても、なくても心の中でも実際に手を合わせてでも故人の事を思うということが大切になってくるんじゃないか」

また、悔いを残さないためには、事前になるべく親子間で対話をする事。死はタブーでもあるが、親と私の人生観をぶつけ合う。やはりここが大切になるのではないかとアドバイスもありました。


その家族・その家族の様々な”弔いかた”があってもいいと思います。

残された御家族が前を向いて生きていくことができる弔いをお手伝いできればうれしいです。

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